症例の患児は痰もあって呼吸が苦しくなっていると思い、aのマクロライドも少量投与であれば可能性があると感じました。実際のところ適応となるのでしょうか。
また、そもそもマクロライド少量投与での気道分泌抑制は、耐性株をうむリスクも備えた投薬治療なのでしょうか。
マクロライドの少量投与の気道分泌の改善は線毛の働きを助けることが原因ですから、線毛が動かない疾患などで効果的だと思います!
なのでマクロライドは気道分泌を抑える疾患ためだけには使わないと思います!
その上で夜間の睡眠にも着目すべきかなとも思いました!
夜間で喘息や心不全が増悪するように、夜間というのは副交感神経が優位になり気道が昼間よりも狭くなります。その状況でも睡眠は良好と明記しているくらいですから状態はいいと判断すべきかなとも思いました。
ありがとうございます。作用機序の考え方を失念していました。
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1歳3か月の女児。長引く咳嗽と鼻汁とを主訴に母親に連れられて来院した。1週間前に39℃台の発熱、鼻汁および咳嗽が出現し、かかりつけ医でセフェム系抗菌薬と鎮咳薬とを処方され、2日後に解熱した。その後も内服を続けているが、鼻汁と痰がらみの咳が続いている。鼻閉のために時に息苦しそうな呼吸になるが、夜間の睡眠は良好である。食欲は普段と変わらず、活気も良好でよく遊ぶ。呼吸器疾患の既往はない。身長75cm、体重10.2kg。体温37.1℃。脈拍112/分、整。呼吸数30/分。SpO2 98 % (room air)。咽頭に発赤と白苔とを認めない。心音に異常を認めない。鼻閉音を認めるが、呼吸音には異常を認めない。
患児に対する対応として適切なのはどれか。