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睡眠時無呼吸症候群と血圧上昇について

SASによる血圧上昇のメカニズムについて、低酸素血症などによる交感神経系の活性化があるとの訂正がありましたが、他にも以下のように考えることは可能でしょうか?
呼吸ができないことで、努力呼吸により胸腔内圧がより陰圧気味になり、それによって静脈還流量が増加、左心室の前負荷が上昇することで(『血圧=心拍出量×末梢血管抵抗』であることから)血圧が上昇する。

誤りがあったり、他の考え方がありましたら教えていただけると助かります。
よろしくお願いいたします。

回答2件

  • 呼吸ができないことで、努力呼吸により胸腔内圧がより陰圧気味になり、それによって静脈還流量が増加

    ↑のロジックが△です。内分泌代謝の講義で解説した『フィードバックは元を上回らない』のルール違反となっています。

    • ご返答ありがとうございました。
      確かに、『フィードバックは元を上回らない』というルールを忘れていました。
      しかし、『循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン(http://www.j-circ.or.jp/guideline/pdf/JCS2010,momomura.d.pdf)』のp1064では、中枢型SASに関していえば胸腔内圧低下していませんが、閉塞型の胸腔内圧は強く低下していると書かれていました。

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  • 問題参照 111D58

    52歳の女性。就寝中に呼吸が止まるのを夫に指摘されて来院した。3か月前から動悸と昼間の眠気とを感じている。4か月前からうつ病で内服治療中である。喫煙は10本/日を30年間。飲酒はビール1,000mL/日を20年間。身長161cm、体重78kg。脈拍76/分、整。血圧156/104mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。簡易モニター検査後のポリソムノグラフィで無呼吸低呼吸指数は26(基準5未満)、無呼吸の最長持続時間は112秒(基準9未満)、睡眠中のSpO2は最低値77%、平均値96%、いびきの回数は428/時間である。

    この患者に対する働きかけとして適切なのはどれか。3つ選べ。

    • a 「禁煙しましょう」
    • b 「減量手術をしましょう」
    • c 「飲酒を制限しましょう」
    • d 「仰向けに寝るようにしましょう」
    • e 「内服薬の見直しについて相談しましよう」
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