お世話になっております。
107i54の選択肢で、プロスタグランジンとBTシャント術の2つが登場しますが、イヤーノートやその他の参考書をみてもプロスタグランジンやBT手術を両方正解のような気がして、イマイチ納得しきれません。
これらの治療の疾患ごとに行う時期や優先度などがあるのでしょうか?
よろしくお願いします。
>イヤーノートやその他の参考書をみてもプロスタグランジンやBT手術を両方正解のような気がして、イマイチ納得しきれません。
↑申し訳ないですが、こう書かれてしまいますと、なんとも返事ができないです。
該当箇所も分かりませんし、他社の書籍についてmedu4として口出しすることはできないためです。
medu4の小児科を受講いただいているため、この講座内のどこかと矛盾があるように思えるなら、その点からご質問いただけると幸いです。
ファロー四徴症でプロスタグランジンが適応になるのは、極型ファロー四徴症という重症型のみです。極型ファロー四徴症では出生時より肺動脈閉鎖を伴っており、生存のためにはPDAの開存が不可欠であるため、BTシャント術への繋ぎとして、プロスタグランジンが投与されます。
一般的なファロー四徴症では、発達に伴い漏斗部が狭窄していくためにチアノーゼが出現するのは生後数か月経ってからですが、極型の場合は出生時よりチアノーゼが出現します。
そこで107I54の問題をもう1度見てみますと、「2か月の男児。生後まもなく心雑音を指摘され、」とあるので、おそらくは生後すぐにはチアノーゼは認めていないため、極型ではなく一般的なTOFの経過を辿っているものと解釈するのが妥当と思われます。
https://ja.wikipedia.org/wiki/極型ファロー四徴症
https://www.shouman.jp/disease/details/04_33_041/
https://www.osaka-med.ac.jp/deps/tho/intro/shinzo/popup/j.html
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