急性気管支炎だと呼吸音としてrhonchiが聴取されるはずなのに、本文では呼吸音に異常を認めないと書いてあるのはなぜでしょうか。気管支喘息でのwheezeの有無が確率を大きく変えるのと同様に気管支炎でのrhonchiの有無も確率を大きく変えると考えました。よろしくお願いします。
rhonchiがあれば急性気管支炎は成立するかもしれませんが急性気管支炎だからrhonchiがあるは成立しないのだと思います。
ヒントを減らす目的でもあえてrhonchiを記載しなかったのかもしれません。
近年の傾向としてキーワードを拾っていけば解ける形式の出題は減ってきていると考えられます。
ある疾患で教科書的には様々な所見が書いてあるものの臨床では必ず全部の所見が見られるとは限りません。この所見がないからこの疾患を除外するという考え方は臨床的に非常に危険です。
116回国家試験後に某予備校の某講師が言っていた臨床的な考え方が問われているのだと思います。またmedu4のhzm先生が言っていたパズル的な考え方も重要だと思います。
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23歳の男性。咳嗽および血痰を主訴に来院した。3日前から乾性咳嗽が出現し、激しくせき込むようになった。今朝、咳嗽時に少量の血痰が1回出現したため心配になって受診した。悪心や嘔吐はなく、食欲良好で体重減少や盗汗はない。結核曝露歴や最近1か月の海外渡航歴はない。既往歴に特記すべきことはなく、喫煙歴と飲酒歴はない。意識は清明。診察中には咳嗽が時々出るが血痰は出ていない。身長160cm、体重72kg。体温36.1℃。脈拍72/分、整。血圧122/58mmHg。呼吸数12/分。口腔内と咽頭に異常はなく、頸部リンパ節腫脹を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。
この時点で最も事前確率の高い疾患はどれか。