この問題では,脊髄の画像が提示されていることから亜急性連合性脊髄変性症と診断し同疾患で主に見られる深部覚障害を選びますが,
ビタミンB12欠乏が原因なのであれば末梢神経障害として感覚障害を認めてもいいのではないでしょうか?
その場合dも正解になり得ないでしょうか?
実際109E53ではビタミンB12欠乏によるニューロパチーとして下腿の感覚障害が出ています.
https://medu4.com/109E53
私もそう思いました。dを選んだ方は多いのではないでしょうか?
回答失礼致します。
解説にもある通り、画像から判断して後索障害です。
亜急性連合性脊髄変性症が疑われるから後索ではなく亜急性連合性脊髄変性症が疑われる主訴であるから、画像でチェックしたところ後索障害があり深部感覚が冒されていると予想してaが選択肢になると思います。
ご提示の問題で画像検査すれば今回とは違う画像が見られるのではないかと思います。
。
ログインするとコメントを投稿することができます。
69歳の男性。歩行困難を主訴に来院した。1か月前から歩行が不安定となり、徐々に悪化してきたため受診した。9年前に胃癌で胃全摘術を受けた。意識は清明。身長155cm、体重44kg。体温36.1℃。脈拍60/分、整。血圧106/58mmHg。呼吸数18/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球250万、Hb 9.4g/dL、Ht 28%、白血球4,400、血小板8.7万。血液生化学所見:総蛋白7.2g/dL、アルブミン4.4g/dL、総ビリルビン1.5mg/dL、AST 25U/L、ALT 20U/L、LD 332U/L(基準176〜353)、γ-GTP 13U/L(基準8〜50)、CK 48U/L(基準30〜140)、尿素窒素23mg/dL、クレアチニン0.7mg/dL、尿酸5.1mg/dL、血糖103mg/dL、総コレステロール170mg/dL、トリグリセリド72mg/dL、Na 138mEq/L、K 5.0mEq/L、Cl 101mEq/L、ビタミンB12 75pg/mL(基準250〜950)、CEA 2.0ng/mL(基準5.0以下)、CA19-9 2.3U/mL(基準37以下)。CRP 0.1mg/dL。頸椎MRIのT2強調像を別に示す。
この患者で予想される症状はどれか。