解決済 112C24 02.内分泌代謝

肝硬変と高血圧について

内分泌代謝テキストp.82に記載されてある、アルドステロン症の分類の表中に、
続発性アルドステロン症の原因として肝硬変とあり、肝硬変でも高血圧となるのではないかと考えたのですが、
112C24の問題では、肝硬変は高血圧にならないとして扱われていました。
これは、肝硬変は他の選択肢(先端巨大症、Cushing症候群、偽性アルドステロン症)と比べると高血圧になりにくく、
3つ選べと言われれば肝硬変は除外される、ということなのでしょうか。
以前にも同じような質問がなされていたようなのですが、それを拝見いたしましても疑問が解決しなかったため、質問させていただきました。
もし私の確認不足等ございましたら申し訳ありません。
ご多忙だとは思いますが、ご回答いただけると幸いです。

回答2件

  • 肝硬変では臓器の血管拡張・低Alb血症によって有効循環血漿量が減少し、代償性にRAA系やADH分泌が亢進します。代償性の変化なので血圧は上昇しません。ネフローゼ症候群や心不全でも似たような考え方が出来るので、是非頭の整理のために考えてみてください。

  • 丁寧な回答ありがとうございます。
    もともと血圧が下がっている状態で、代償性にRAS系が亢進するから血圧は上がらず、正常に近づくぐらい、ということなのですね。
    煮詰まっていたので、とてもたすかりました!また、ネフローゼ症候群などでも応用できるということで、とても有用な解説をありがとうございます!自分でも正確に病態を考えられるようになりたいです!がんばります!

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