解決済 112C24 02.内分泌代謝

偽性Bartter症候群と糖代謝異常

本問について、medu4の講義中では、
「偽性Bartter症候群では糖代謝異常をきたさず、偽性アルドステロン症では糖代謝異常をきたす」という旨の解説がありました。
偽性アルドステロン症により低カリウム血症となり、耐糖能異常をきたすというのは分かるのですが、
偽性Bartter症候群でも同様に低カリウム血症になるはずです。
偽性Bartter症候群による低カリウム血症ではなぜ耐糖能異常にならないのでしょうか?
どなたかご教授いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

回答5件

  • 偽性アルドステロン症で耐糖能異常をきたすのは、低カリウム血症になるからではなくコルチゾールが増えることが原因です。
    偽性Bartterでも低カリウム血症にはなりますが、こちらはNa-K-2Cl共輸送体が作動しなくなることが原因であるためコルチゾールの値に変化はないです。
    両者の発生機序について復習すればより深く理解できると思います。

  • ご回答ありがとうございます。
    お答えいただいた内容は確かに正しいと思うのですが、
    「2018あたらしい内科外科② 内分泌代謝」の6コマ目(24分あたり)にて、穂澄先生は
    「偽性アルドステロン症では血中カリウムが低下する。このことが原因で細胞内に糖を取り込めなくなり、血糖値が上がる。」と解説されており、この理論でいくと偽性Bartter症候群でも同じことが起こるのでは……?と思った次第です。

    medu4講義内で穂澄先生が発言された内容に関する質問ですので、恐れ入りますが先生ご本人にご回答をお願いしたいのですが、叶いませんでしょうか……? (こういった発言がルール違反になるようでしたら訂正します。)
    誠にご多忙のこととは存じますが、ご回答はいつになっても差し支えありませんのでお答えいただければ幸いです。
    よろしくお願い申し上げます。

  • 低カリウムからの高血糖、あるかもしれませんね。
    いずれにせよ高血圧をきたさないので、正答にはなりません。
    上記、もう少し調べて、場合によっては訂正&再収録検討します。
    取り急ぎ、ご連絡まで。

  • 遅れました。
    結論から言うと、偽性Bartter症候群でも低カリウム血症の影響で耐糖能異常あるようです。
    ゆえに、該当部分を再収録しました。今UP中ですので、数時間後に反映されるかと思います。
    また、動画ページ内Informationにも訂正の旨をお書きしておきますね。

    なお、偽性Bartter症候群は利尿薬の反復・過剰服用が原因となります。
    ゆえに、重度の耐糖能異常をきたすほど長期間利尿薬を服用し続けたケースでは、他の電解質異常や脱水等で受診するケースが多く、一般に糖尿病までは呈しにくいようです。

    今回、僕自身の中で、「低カリウム血症と耐糖能異常と糖尿病」の線引が曖昧だったため、不備のある解説となってしまいました。いつも「設問文を読め!」と口を酸っぱくして言っている立場にもかかわらずお恥ずかしい限り。お詫びします。

  • ご回答ありがとうございます。
    お忙しい中、動画の再録までしていただいたようで誠に恐縮です……。
    やはり偽性Bartter症候群でも耐糖能異常をきたし得るのですね。
    すっきりしました。本当にありがとうございました!

コメントを投稿する

ログインするとコメントを投稿することができます。