この2つの胎児心拍数陣痛図をみて、Aが遅発一過性徐脈、Bが変動一過性徐脈というのまでよみ、Bが30分後と書かれていたことから何かしらの原因が除去されることで遅発一過性徐脈となる状況から脱出し、変動一過性徐脈になったのではないか。なら現在対処すべきは変動一過性徐脈に対するものでは無いかと考えてしまいました。この考え方は間違いだから答えが違うのでしょうが、そうならないのは何故でしょうか
117C54 と対比してしまうと、確かに仰せのような感想もごもっともに思います。
が、「何かしらの原因が除去されることで遅発一過性徐脈となる状況から脱出し、変動一過性徐脈になったのではないか」という解釈は、書いていない行間を一方的に補ってしまった結果であり、riskyに思いました。
そもそも、117回では設問文が「まず行うべき対応」なのに対し、こちらの108回では「対応として適切なのは」となっています。
また 117C54 でもaに吸引分娩がありますが、こちらは要件を満たしていません。
さらに言うなら、「羊水混濁を認めた」とありますので、体位変換だけで解決するとは到底思えません。
そんなこんなで出題者の意図を総合的に考えるに、108回の出題の文脈で「a吸引分娩」をバツにしてまで「c体位変換」を選ばせるのは酷という印象を僕は持ちました。
まぁ、108回の問題の正答率が71%、117回に至っては34%ですので、いずれも本番では基本、得点は見込めない範疇と捉えるべきです。
後出しジャンケン的にあれこれ議論することはできるでしょうが、合否には関係ない問題、という位置づけでサラッと流すのがよいと思います。
117回の問題は僕も自力では解けませんでした。
返信ありがとうございます!
たしかに勝手な解釈はriskyでした。総合的に判断できるように心がけようと思います。
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