解決済 108G53 11.産婦人科

遅発一過性徐脈→変動一過性徐脈の時の対応

この2つの胎児心拍数陣痛図をみて、Aが遅発一過性徐脈、Bが変動一過性徐脈というのまでよみ、Bが30分後と書かれていたことから何かしらの原因が除去されることで遅発一過性徐脈となる状況から脱出し、変動一過性徐脈になったのではないか。なら現在対処すべきは変動一過性徐脈に対するものでは無いかと考えてしまいました。この考え方は間違いだから答えが違うのでしょうが、そうならないのは何故でしょうか

回答2件

  • 117C54 と対比してしまうと、確かに仰せのような感想もごもっともに思います。
    が、「何かしらの原因が除去されることで遅発一過性徐脈となる状況から脱出し、変動一過性徐脈になったのではないか」という解釈は、書いていない行間を一方的に補ってしまった結果であり、riskyに思いました。

    そもそも、117回では設問文が「まず行うべき対応」なのに対し、こちらの108回では「対応として適切なのは」となっています。
    また 117C54 でもaに吸引分娩がありますが、こちらは要件を満たしていません。
    さらに言うなら、「羊水混濁を認めた」とありますので、体位変換だけで解決するとは到底思えません。
    そんなこんなで出題者の意図を総合的に考えるに、108回の出題の文脈で「a吸引分娩」をバツにしてまで「c体位変換」を選ばせるのは酷という印象を僕は持ちました。

    まぁ、108回の問題の正答率が71%、117回に至っては34%ですので、いずれも本番では基本、得点は見込めない範疇と捉えるべきです。
    後出しジャンケン的にあれこれ議論することはできるでしょうが、合否には関係ない問題、という位置づけでサラッと流すのがよいと思います。
    117回の問題は僕も自力では解けませんでした。

  • 返信ありがとうございます!
    たしかに勝手な解釈はriskyでした。総合的に判断できるように心がけようと思います。

コメントを投稿する

ログインするとコメントを投稿することができます。

  • 問題参照 108G53

    35歳の初妊婦。妊娠40週4日。陣痛発来のため入院した。妊娠39週時の妊婦健康診査では胎児推定体重は2,450gで、羊水ポケットは3cmと測定された。身長161cm、体重61kg(非妊時52kg)。内診所見は、児頭は骨盤入口部にあり、展退度50%、子宮口は3cm開大、頸管の硬度はやや軟、児頭下降度SP-2cm。その他に異常所見を認めない。陣痛はほぼ10分周期である。その後、陣痛は次第に増強し、入院後7時間経過した時点で破水し、羊水混濁を認めた。内診所見は子宮口は10cm開大、児頭下降度SP+1cmとなった。その時の胎児心拍数陣痛図(A)と、さらに30分後の胎児心拍数陣痛図(B)とを別に示す。内診所見は児頭下降度SP+3cmで、矢状縫合は骨盤前後径に一致し小泉門を恥骨後面に触れる。
    対応として適切なのはどれか。
    • a 経過観察
    • b 吸引分娩
    • c 体位変換
    • d 帝王切開術
    • e 子宮収縮抑制薬投与
  • 関連トピック