解決済 112A47 02.内分泌代謝

褐色細胞腫

medu4テキストには、褐色細胞腫に対する第1選択はα遮断薬とありますが、本問でまず、Ca拮抗薬を使用しているのは何か意味が有りますか?

回答1件

  • 初めまして.
    本症例では褐色細胞腫によって引き起こされた高血圧性脳症を考えます.問題文にも「高血圧緊急症を疑い」とあります.
    脳出血などのリスクを考慮し,まずは降圧を図ったものと思われます.

    以下のサイトの 『3) 高血圧性脳症』の項目を参考に致しました.
    https://minds.jcqhc.or.jp/n/cq/D0000238
    参考になれば幸いです.

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  • 問題参照 112A47

    25歳の男性。激しい頭痛のために救急車で搬入された。3年前から短時間の動悸を1日2、3回自覚するようになった。半年前、健診で血圧高値を指摘され、その頃から動悸が頻回に出現するようになり、頭痛、前胸部痛および手指の蒼白を伴うようになった。今朝から激しい頭痛があったため救急車を要請した。既往歴に特記すべきことはない。喫煙歴はなく、飲酒は機会飲酒。家族歴として母親に甲状腺髄様癌の罹患歴がある。身長174cm、体重52kg。体温37.5℃。心拍数120/分、整。血圧240/124mmHg。四肢の冷感を認める。項部硬直やjolt accentuationを認めない。腹部超音波検査で左側腹部に径12cmの腫瘤影を認める。心エコー検査と頭部CTとに異常を認めない。高血圧緊急症を疑い、カルシウム拮抗薬の点滴静注を行ったが、その後も頭痛と収縮期血圧が200mmHg以上の高血圧および頻脈が持続している。

    この時点の対応として正しいのはどれか。

    • a 経過観察
    • b α遮断薬投与
    • c β遮断薬投与
    • d アンジオテンシンII受容体拮抗薬投与
    • e 非ステロイド性抗炎症薬〈NSAIDs〉投与
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