解決済 112D40 10.神経

感覚障害を主訴とする脳梗塞の腱反射亢進について

いつもお世話になっております。
本問では「上肢のBarre徴候は陰性で、両下肢の筋力低下を認めない」ため、上位・下位MNおよび筋障害はないことがわかります。その後に続く「腱反射が全般に軽度亢進している」のはどういった機序からだと考えられるでしょうか?

回答2件

  • 講義でも軽くおっしゃられていましたが、脳梗塞によって脳が広範に障害されている状態のために腱反射が亢進しているだけで、上位MNの障害ではないと軽く受け流すのが良いかと思います。
    本症例では主訴の通り感覚障害に焦点を置いて解く問題なので深入りしないようにともおっしゃられていました。
    お答えになっていれば幸いです。

  • 解答いただきありがとうございます。
    脳の障害によって生じる症状であって、問題となっている病態を考える上ではあまり気にしない方がいいのですね。
    納得できました!

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  • 問題参照 112D40

    85歳の男性。右利き。左上肢の感覚鈍麻を主訴に来院した。昨夜、入浴中に左上肢全体の感覚が鈍いことに気付いたが、そのまま就寝した。今朝になっても改善していなかったため、不安になり受診した。60歳台から高血圧症と糖尿病があり、降圧薬と経口糖尿病薬とを内服している。意識は清明。脈拍68/分、整。血圧164/92mmHg。脳神経に異常を認めない。上肢のBarré徴候は陰性で、両下肢の筋力低下も認めない。腱反射は全般に軽度亢進しているが、左右差は認めない。左上肢に表在覚鈍麻があり、閉眼すると左母指を右手指でうまく摘めない。左下肢および右上下肢に感覚異常はない。

    別に示す頭部MRIの拡散強調像(①〜⑤)のうち、この患者のものと考えられるのはどれか。

    • a ①
    • b ②
    • c ③
    • d ④
    • e ⑤
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