こちらの正解選択肢のe右側臥位保持についてなのですが、解剖学的に十二指腸側に流れていきやすいのは納得できますが、右側臥位にすると胃食道逆流を誘発しやすいはずでした。調べた限り看護師国家試験でも右側臥位は経鼻胃管では除外選択肢となっています。逆流しやすいはずの右側臥位保持が今回なぜ正解なのか、あまり納得できませんでした。げっぷの場合を考えても空気は上の方に行くはずですし、左側臥位のほうが良いのではないでしょうか?
https://medu4.com/topics/e03d2711fe
↑こちら参照くださいませ。
仰せの看護師国試問題は↓のあたりですかね?
https://medu4.care/108K18
https://medu4.care/105L21
でしたら、これらは一般的な看護の際に逆流を予防する議論をしていますので、別の話だと思います。
本症例での右側臥位保持は、嘔吐を予防する、といった趣旨よりも整復することに主眼があります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nisshoshi/115/1/115_101/_pdf
↑こちらの105ページ左段、下半分を読んでみるとよいでしょう。
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日齢25の女児。嘔吐を主訴に母親に連れられて来院した。在胎38週、出生体重2,850g。完全母乳栄養で生後11日頃から哺乳後に1日2~3回の嘔吐を認めたため受診した。吐物は母乳様で、排便は毎日あったという。身長50cm、体重3,520g(14日前の体重3,100g)。体温36.6℃。心拍数120/分、整。血圧90/62mmHg。呼吸数24/分。大泉門の陥凹はない。腹部は軽度膨満を認めるが、軟である。尿所見:蛋白(−)、糖(−)、潜血(−)、尿比重1.005。血液所見:赤血球450万、Hb 13.5g/dL、Ht 43%、白血球7,400、血小板21万。血液生化学所見:AST 38U/L、ALT 28U/L、尿素窒素5.4mg/dL、クレアチニン0.3mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.5mEq/L、Cl 105mEq/L。CRP 0.1mg/dL。上部消化管造影像を別に示す。
治療として適切なのはどれか。