平素よりお世話になっております。
問題を解いている際に、少し引っかかった点がありましたので質問させていただきます。
本文と画像からは、胸腺腫に合併した赤芽球癆をまっさきに思い浮かべる臨床像で、疾患をそのまま選ぶのが本問なのですが、骨髄所見で巨核球を散見すると明記されています。
『2018新しい内科・外科③血液』のChap. 4.1にて巨大前赤芽球を認めるとのお話はありましたが、巨核球はしばしば認めるものなのでしょうか?
鉄欠乏性貧血における説明で代償性に血小板が微増するというお話がありましたが、本症例においても血小板が増加しており、同じ機序が働くこともあるとしておさえておけばよいでしょうか。
さいあく臨床の現場にはさまざまな患者がいると理解するしかないと思う所存でありますが、何かあればぜひ教えていただきたいです。
コメント失礼します。
巨核球は正常骨髄でも見られるものなので、この問題で骨髄において巨核球が散見されることに病的意義はないと思います。
むしろ、網赤血球が0%ということから骨髄での造血低下が疑われるなかで、「骨髄で巨核球を散見する」と書くことで赤血球系の造血「のみ」が低下していることを補強する意味があるのではないでしょうか?
ログインするとコメントを投稿することができます。