解決済 112A18 02.内分泌代謝

FGF-23の作用

FGF-23の作用で
①尿細管でのP再吸収抑制
②血中ビタミンD濃度低下
とあるのですが、
参考書(イヤーノート)では血中Ca→、P↓と書かれています。
ビタミンDが低下するのであれば、Caも低下しそうだと思うのですが、Caが特に不変なのはなぜでしょうか。
実際112A18でもCaは正常値です。
他の代償機構が働いたと考えるのがよいでしょうか。

お忙しいところ失礼します。
よろしくお願いいたします。

回答2件

  • 仰る通り代償機構(続発性副甲状腺機能亢進)が働いているのだと思います。
    本問でALPが上昇していますが、これはこの副甲状腺機能亢進により骨が削られた結果であると考えられます。
    ですので、代償のタイミングやその程度の差によりCaは低下かもしれないし正常にとどまるかもしれないし…といった感じなのかなと個人的には考えています。

    medu4を受講していらっしゃるようでしたら内分泌代謝・骨軟化症の講義を見直してみるといいかもしれません。

    • 代償機構とのことなのですね!
      ありがとうございます。
      講義も再度確認してみます。

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  • 問題参照 112A18

    54歳の女性。持続する腰痛、胸郭変形および諸検査の異常のため来院した。2年前から腰痛があり、自宅近くの整形外科医院で非ステロイド性抗炎症薬を処方されていたが痛みは持続し、半年前から胸郭が変形し身長が12cm低くなった。最近、腰痛が増悪し、歯の痛みや全身のしびれ感も出現したために、血液検査とエックス線撮影が施行されたところ、骨折線を伴う著明な骨変形を含む多数の異常を指摘され紹介されて受診した。身長138cm、体重40kg。体温36.5℃。脈拍84/分、整。血圧150/96mmHg。眼險結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔内は湿潤しており、う歯を多数認める。表在リンパ節に腫大を認めない。胸郭は変形と陥凹が著明である。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。脳神経に異常を認めない。上肢の筋力は正常だが、体幹と下肢の筋力は痛みのために低下している。腱反射は下肢で減弱している。血液所見:赤血球412万、Hb 13.5g/dL、白血球5,800、血小板22万。血液生化学所見:総蛋白7.4g/dL、アルブミン4.5g/dL、総ビリルビン0.7mg/dL、AST 21U/L、ALT 15U/L、ALP 1,725U/L(基準115〜359)、γ-GTP 10U/L(基準8〜50)、尿素窒素14mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、Na 144mEq/L、K 4.7mEq/L、Cl 109mEq/L、Ca 8.7mg/dL、P 0.9mg/dL。CRP 0.1mg/dL。

    考えられるのはどれか。

    • a 腫瘍性骨軟化症
    • b 腎性骨異栄養症
    • c 閉経後骨粗鬆症
    • d 偽性副甲状腺機能低下症
    • e 原発性副甲状腺機能亢進症
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