解決済 112A18 02.内分泌代謝

腫瘍性骨軟化症の血中P

https://medu4.com/topics/865316011c

↑のフォーラムを見ましたが、究極MAPの講義中で穂澄先生が「FGF23はリンの再吸収をさせなくする」とおっしゃっているので、
この回答の「PTHの作用のP排泄作用はFGF23で抑制されている」という説明は矛盾しているように感じました。

同じような質問を何度も、申し訳ないのですがやっぱり112A18でPが0.9まで下がっているというのがどうしても気になったので質問させていただきました。

回答2件

  • ・PTHは尿細管に作用して、リンを捨てさせる作用がある。
    ・が、FGF23の作用が既にあると、すでにその「リンを捨てさせる」という作用が前面に出てしまっている。
    ・よって、PTHがさらにリンを捨てさせようとしても、あまり効果がない。
     
    ↑噛み砕いてみましたが、どうでしょう?
    腹ペコな人がラーメン食べるとムチャクチャおいしいですが、すでにラーメン3杯食べてしまった人がもう1杯ラーメン食べてもあまり美味しく感じない、的な感じです。

  • 通常ですらリンの排出が骨からの放出より多いのに、FGFがリンを捨てようとしているならばリンは下がるしかありません。FGFが存在する方が、リンの排出はマイルドになると思った方がいいですね。

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  • 問題参照 112A18

    54歳の女性。持続する腰痛、胸郭変形および諸検査の異常のため来院した。2年前から腰痛があり、自宅近くの整形外科医院で非ステロイド性抗炎症薬を処方されていたが痛みは持続し、半年前から胸郭が変形し身長が12cm低くなった。最近、腰痛が増悪し、歯の痛みや全身のしびれ感も出現したために、血液検査とエックス線撮影が施行されたところ、骨折線を伴う著明な骨変形を含む多数の異常を指摘され紹介されて受診した。身長138cm、体重40kg。体温36.5℃。脈拍84/分、整。血圧150/96mmHg。眼險結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口腔内は湿潤しており、う歯を多数認める。表在リンパ節に腫大を認めない。胸郭は変形と陥凹が著明である。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。脳神経に異常を認めない。上肢の筋力は正常だが、体幹と下肢の筋力は痛みのために低下している。腱反射は下肢で減弱している。血液所見:赤血球412万、Hb 13.5g/dL、白血球5,800、血小板22万。血液生化学所見:総蛋白7.4g/dL、アルブミン4.5g/dL、総ビリルビン0.7mg/dL、AST 21U/L、ALT 15U/L、ALP 1,725U/L(基準115〜359)、γ-GTP 10U/L(基準8〜50)、尿素窒素14mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、Na 144mEq/L、K 4.7mEq/L、Cl 109mEq/L、Ca 8.7mg/dL、P 0.9mg/dL。CRP 0.1mg/dL。

    考えられるのはどれか。

    • a 腫瘍性骨軟化症
    • b 腎性骨異栄養症
    • c 閉経後骨粗鬆症
    • d 偽性副甲状腺機能低下症
    • e 原発性副甲状腺機能亢進症
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