解決済 113C32 03.血液

MGUSで血液検査で抗体値が既知なのに免疫電気泳動する理由

免疫電気泳動でどの抗体が上がっているかを確認する、ということを趣旨とした問題かと思います。
ですが血液検査所見としてIgG 2,628mg/dL(基準960~1,960)、IgA 319mg/dL(基準110~410)、IgM 211mg/dL(基準65~350)と既に分かっているため、わざわざ免疫電気泳動で再度確認する理由はなんなのだろうかと疑問に思いました。
ご回答いただけたら幸いです。

回答4件

  • 115A60がヒントになるでしょう。
    IgGやIgA、IgM値以外にも多くの情報が得られます。

  • ご回答ありがとうございます。λ鎖等の情報が多く得られるということですね。特に診断の上では血液検査の時点でMGUSと診断できると思うのですが、さらにλ鎖等の情報までなぜ必要なのでしょうか。治療対応等が変わってくるのでしょうか。

  • 細かい分類があるのですね。よくわかりました。大変お忙しい中、ご回答いただき感謝いたします。

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  • 問題参照 113C32

    68歳の男性。健診で血清蛋白異常を指摘され来院した。特に自覚症状はない。既往歴に特記すべきことはない。表在リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。浮腫を認めない。血液所見:赤血球438万、Hb 13.8g/dL、Ht 45%、白血球5,800、血小板25万。血液生化学所見:総蛋白8.2g/dL、アルブミン4.7g/dL、IgG 2,628mg/dL(基準960~1,960)、IgA 319mg/dL(基準110~410)、IgM 211mg/dL(基準65~350)、総ビリルビン0.7mg/dL、AST 26U/L、ALT 38U/L、LD 285U/L(基準176~353)、ALP 295U/L(基準115~359)、尿素窒素18mg/dL、クレアチニン0.9mg/dL、尿酸5.6mg/dL。

    診断のために最も重要な血液検査項目はどれか。

    • a 可溶性IL-2受容体
    • b 寒冷凝集反応
    • c 血清カルシウム値
    • d 血清免疫電気泳動
    • e 直接Coombs試験
  • 関連トピック

    なし