解決済 112F50 24.公衆衛生

椎弓切除術の適応について

選択肢bの椎弓切除術についてです。『骨転移診療ガイドライン』では,脊髄圧迫症状を呈する転移性脊髄腫瘍に対し,麻痺や痛みの改善を目的とした姑息的手術として椎弓切除術などが有効とされている、とあります。
しかし 99A38 前立腺癌の腰椎転移による下肢神経障害が認められる症例では、選択肢dに椎弓切除術が優先すべき治療に選ばれていません。
優先度が低いだけなのか、それとも適応ではないのか疑問に思いました。
よろしくお願いいたします。

回答1件

  • 実臨床の場では患者さんや家族の希望、患者さんの状態、ステージ、治療の進行度合、等を総合的に判断して決定されることですので、一概に言い切ることはできません。
    99A38では優先すべき治療が問われています。一方、112F50では適切でない治療が問われています。
    そのため、問題として回答する際には、本文中から出題者の意図を探り、もっとも答えになりやすそうな選択肢を選ぶこととなります。

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  • 問題参照 112F50

    66歳の女性。後頸部痛の増強と左上肢のしびれとを主訴に来院した。進行肺腺癌に対して外来で抗癌化学療法を施行している。以前から頸胸椎転移による後頸部痛があり、抗癌化学療法と併行してアセトアミノフェンとオキシコドンによる疼痛治療を受けていた。良好な疼痛緩和が得られていたが、2週間前に後頸部痛の増強と新たに左上肢のしびれが出現し、睡眠も妨げられるようになったため受診した。第一胸椎レベルの軟部条件の胸部CTを別に示す。

    対応として適切でないのはどれか。

    • a 放射線療法
    • b 椎弓切除術
    • c オキシコドンの増量
    • d リン酸コデインの追加
    • e オピオイドローテーション
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