注腸造影の読み方についてです。
106I66は胃癌の直腸膀胱窩への転移(Schnitzler転移)、107H28は原発性直腸癌のapple core signですが、
どのように見分ければよいのでしょうか?
病歴を見れば一目瞭然ですが、注腸造影にもなにか見分け方はありますか?
こんにちわ。直腸癌でApple core signをみるケースは、特にRsあたりの腫瘍なら、見られることもありますが、今回画像上は、両側性に肛門部より連続性に狭窄を認めています。Apple core signとは本来腫瘍前後は上皮性変化を認めていない必要があります。
また、今回直腸癌で治療としてMilesの選択肢なので、肛門から腫瘍がRbまでのはず。だいたい人工肛門になるかを判断するとき、腫瘍が、実際に肛門より10cm超えているかで判断することが多いです。肛門から10cm以内の腫瘍だと、きれいにApple core signを出せる注腸検査は結構難しいです。上記理由より回答できるのではないかと思われます。
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