解決済 106I66 08.消化管

Miles術の適応について

いつもお世話になっております。問題106I-66において胃癌の直腸転移に対しMiles術は適応とならないとの解説があったのですが、その理由がいまいち納得できません。直腸転移であれば病変部を切除して人工肛門を造設するMiles術(選択肢e)の適応ではないかと思うのですが、どのように考えれば良いのでしょうか。どなたかご教授いただければ幸いです。

回答3件

  • 貴殿は2018内科外科セットを購入されております。
    消化管テキスト問題130で解説されておりますので、そちらを再度御覧ください。
    また、関連トピック(本ページ内にリンクがあります)も参照ください。
    ポイントは直腸転移ではなく、Schnitzler転移であるという点になります。

  • ↑直腸自体の癌ではなく、直腸周囲の癌浸潤だから、直腸切断術〈Miles手術〉の意味が無い、という話です。
    たしかに講義でこの点は強調していたと思うので、もし受講されてるなら該当箇所を見直してみましょう!

  • お忙しい中回答していただき、誠にありがとうございます。
    直腸周囲浸潤であるという点を見落としていました(お恥ずかしい...)。これなら確かにMiles術の適応とはならないですね。
    もう一度講義を見直してみます。ありがとうございました。

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  • 問題参照 106I66

    61歳の男性。腹痛を主訴に来院した。1年前に胃癌で胃全摘術を受け、3か月前まで補助化学療法を受けていた。1か月前から、間欠的な腹痛の頻度が徐々に多くなった。2週前からは少量の軟便が頻回に排泄されるようになり、1日10回以上となったため来院した。経過中に嘔吐は認めていない。腹部全体に軽度の膨隆を認める。直腸指診で高度の狭窄を認める。骨盤部CTで直腸膀胱窩に腫瘤と少量の腹水とを認める。注腸造影写真を別に示す。
    対応として適切なのはどれか。
    • a 緩下薬の投与
    • b 人工肛門造設
    • c 内視鏡的粘膜切除術
    • d 経鼻イレウス管の挿入
    • e 直腸切断術〈Miles手術〉
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