お世話になっております。
103F28の問題について、BCG接種前だから孫が危険、というのはよくわかるのですが、a母も高齢であり免疫力が低下していることが考えられ、d長男の妻も吸入ステロイドにより免疫力が低下していることが考えられます。実際の臨床で、この問題と殆ど同じで、生後1か月の孫だけがない症例であった場合に、この53歳の男性の入院治療は行われなかったのでしょうか。この問題の作り方だと、孫さえいなければ入院治療は必要なかったという意味になってしまうと思います。
よろしくお願いします。
最初に1点、長男の嫁が服用している気管支拡張薬は、β2刺激薬、テオフィリン製剤、抗コリン薬などが代表的で、ステロイドではありません。
ご質問の孫がいなかった場合ですが、実臨床では、家族構成以外にもその病院のベッドの空き状況(結核病棟の有無も含め)、入院閾値の低さなど様々な要素が絡んでくるので、一概には回答できないのではないかなと思いました。
ただ、孫がいない状況では「同居家族の状況から入院治療が必要」と断言はできないと思います。
お答えになっていれば幸いです。
回答ありがとうございます。
長男の嫁が服用している薬が吸入ステロイドでないことはどこからわかるのでしょうか。medu4のテキストをはじめ様々な教科書で、長期管理薬は吸入ステロイドとあります。
実臨床で、その病院の状況を考えるという考え方は私には無かったので参考になりました。同居家族について、この問題だと、「母は76歳と高齢であり免疫力が低下している」「長男の妻は吸入ステロイドにより免疫力が低下している」という考え方が否定されるということになりますが、作問者はなぜこのような選択肢にしてしまったのでしょうか。BCGワクチン接種のタイミングを問いたいのであればこの問題の作り方は不適切であるように思います。
気管支拡張薬、と記載してありますので、ステロイドではないことがわかります。
(medu4のテキストには治療薬の表の下、アスタリスクのところにテオフィリンやアミノフィリンが気管支拡張薬と記載してありますね)
ではなぜ第一選択薬のステロイドを使っていないのかと聞かれるとお答えに困りますが…
その点も含めておっしゃることは大変理解できるのですが、「優先順位」、「より明らかなもの」で回答を選択していくしかないのかな、と思いました。
回答ありがとうございます。
なるほど、吸入ステロイドは直接気管支拡張に作用するわけではないので、文章中の「気管支拡張薬」には分類されないため、長男の妻は何らかの理由で吸入ステロイドを服用していないということですね。
論理的に考えるだけでは複数選べてしまう選択肢に関しては、優先順位、より明らかなもの、を肌感覚で身につけるしかないですね。
二度にわたる質問に答えていただきありがとうございました。
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