解決済 101G35 03.血液

ITPの治療

ITPで治療として血漿交換は行われないものなのでしょうか。
もちろん正解がc,eというのは理解できたのですが、、
血漿交換も抗血小板抗体が出てくることが病態であるのなら間違った選択ではないと思いました。
血漿交換を治療として行わない理由がもしわかる方がいらっしゃればお願いします。

回答2件

  • https://www.h.u-tokyo.ac.jp/touseki/toseki/pe.html
    穂澄先生が以前引用してらっしゃいましたが、こちらを参照にするといいかもしれません。

    動画内でも何回かおっしゃってましたが、血漿交換はある意味高級な治療法なので、ほかに方法があるならばなるべく行いたくないのだと思います。

    しかし、調べてみるとITPに血漿交換は無効と書かれているところもあり、なぜ無効なのかは調べてもよく分からなかったので、私の予想でお答えさせていただきます。
    ITPは血小板に対する抗体が産生されてしまう病態であるため、仮に血漿交換をしたとしても、再び抗体が産生されてしまいます。
    一時的に血小板は上昇するかもしれませんが、いたちごっことなり、結局無意味なのではないかと思います。

    長文で申し訳ありませんが、参考になれば幸いです。

    • TTPと治療方法が違いまとめて覚えてしまうことが難しくて悩んでおりました。
      ITPはTTPとは違い溶血しないので、そのような高級&侵襲的治療をする必要もない、と覚えようと思っています。
      ろーじんさんがおっしゃっている理論ですと確かに血小板抗体がなくなることはなさそうですね。
      ご回答ありがとうございます!

コメントを投稿する

ログインするとコメントを投稿することができます。

  • 問題参照 101G35

    3歳の男児。紫斑を主訴に来院した。2週前に38.7℃の発熱が2日間続き、近医で咽頭炎と診断された。昨日から全身に赤~紫色の点状の皮疹が出現している。診察前に鼻出血があり、止血に20分を要した。体温36.9℃。脈拍88/分、整。全身の皮膚に紫斑を認める。口腔内に粘膜出血を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球340万、Hb 10.5g/dL、白血球6,700、血小板0.6万。血清生化学所見:AST 31U/L、ALT 28U/L、LD 284U/L(基準176~353)。CRP 0.1mg/dL。骨髄塗抹May-Giemsa染色標本を別に示す。
    治療として適切なのはどれか。2つ選べ
    • a 血漿交換
    • b シクロスポリン投与
    • c 免疫グロブリン製剤投与
    • d 蛋白同化ステロイド薬投与
    • e 副腎皮質ステロイド薬投与
  • 関連トピック