必修対策でも日本語の文法の問題、とありました。
eと誤答した一人ですが、「抗血小板作用を有する」というのはあくまで付加作用で、この薬の本命は血管拡張(=降圧作用)であるということを読み取る問題、と考えておまけの効果と本命の効果を天秤にかけると本命が強いだろう、としてeを選択しました。
誤答の参考までに。
なるほど、ありがとうございます!
もう1つ付け加えるとすれば、なぜ「血管拡張薬」と提示されたのか?
eを選ばせたいのであればなぜ「降圧薬」と示さなかったのか?
といった点もヒントでしょうか。
(「血管を拡張する→血管抵抗が低下する→血圧が低下する」と矢印をつなぐ手間が発生してしまいます。)
むろん私達が今やっている議論は「後出しジャンケン」的な要素が強く、次回国試でどんな不条理が待ち構えているかは神のみぞ知る、です。
なるほど、必修であればこそ「わざわざ書いてある」ということを素直に受け止めるべきってことですね。
ありがとうございます。
外野から失礼します。
本症例ではASOという診断をつけるのは容易だと考えます。
さて、ASOに用いる、血管拡張作用+抗血小板作用を持つ薬剤は何を指しているのかと考えた時に、私はアスピリンをイメージしました。
アスピリンは確かに血管拡張作用はあるかもしれないが、メインの作用は抗PLT作用であると考え、迷わず正答に至りました。
仮にASOに血管拡張作用メインの薬剤を用いると仮定しても、Ca拮抗薬などが該当し、一例ですが、Ca拮抗薬は抗PLT作用は有さないため、やはり、出題者はアスピリンを想定して作成した問題と考えました。
全ての事象について吟味したわけでもなく、私の持論ですが、質問者様の参考の一助になれば幸いです。
余談で申し訳ないのですが、おそらくこの問題で凝固薬に丸をつけた回答者は、問題文の前半部分だけみて「お、抗血小板作用か、じゃあ凝固薬こわいな」と解いたのではないでしょうか。読めば読むほど意味の通らない日本語のように私も思えますね。
「多数の戦車師団を有するロシア軍」という文があると考えてみると、主題は「戦車」なのか「ロシア軍」なのか、文脈によってどうとでも取れます。むしろ前半部分の「多数の戦車師団」は大抵修飾語であり、主題は後半へ置かれるのが日本語の運用として常ではないでしょうか。
国家試験のみならず大学の試験でも度々見受けられますが、医学専攻の先生方はどうも日本語自体少々苦手なのではないか、というような出題が見られます。(まあ解けるけどこれちょっと意味おかしくないか…?というような。もちろん今回の問いの選択肢ほどではないですが)
正答率はなんとか保てているようで厚労省もお咎めなしというような感じですが、流石に看過しかねる出題のように感じられますね。今後はこのような確定し難い文ではなく、意味の一つに絞られるような日本語運用を心がけて頂きたいものです。
ログインするとコメントを投稿することができます。
抗血小板作用を有する血管拡張薬を追加する場合、服用中の薬剤で副作用が出現する可能性が高まるのはどれか。