COPDは閉塞性換気障害ですが、拡散障害が強いためaado2は開大すると聞きました。
びまん性汎祭気管支炎は、閉塞性ですが拡散障害はないためaado2は開大しないと考えていましたが、この問題では開大しています。
どういう仕組みなのでしょうか。
れいとんさん
そこ自分もつまづいたところで、AaDO2の開大=I型呼吸不全ですが、I型呼吸不全→拡散能障害とは限らないのがポイントです(換気血流比不均等やシャントもある)cf.111A35
この症例ではcoarse cracklesが聴取されていることから、下記のpdfの表2に示されている分類だと「肺胞内の充満」に相当すると考えられるので、シャントになっている(そもそも水浸しになっていてガス交換しない肺胞がある)ために、AaDO2は開大します。
https://www.jspm.ne.jp/guidelines/respira/2011/pdf/02_02.pdf
過去問のDPB見てみると、だいたいcoarse crackles(+)&AaDO2開大してますね
https://medu4.com/quizzes/result?q=DPB&st=all
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