テストゼミ予想編問題69(以下、予想編の問題)について、111G43の類題と思い質問いたします。
(以下、ネタバレご注意ください)
予想編の問題は基礎エネルギー〈BEE〉が25kcal/kg/日としてエネルギー必要量のうち、現時点で末梢静脈栄養が占めている割合を計算する問題でした。
ここで25に掛ける体重の値として、解説では患者本人の体重が使用されていましたが、標準体重を用いるのは間違っていますか?
私も同様に標準体重を計算し誤答しましたので調べました。
以下のHPによりますと、『体重は一般に現体重か理論体重の軽いほうを用います』とあるため、
この設問だと、現体重=50kg < 理論体重=52.855kg
となり、現体重=50kgを採用することになると思います。
http://www.peg.or.jp/care/nst/sanshutu.html
また、別のHPにても、『体重は、現在の体重が、「目標とするBMI」の範囲であれば、現在の体重を、この数値からはずれる人は、「目標とするBMI」から、目標とする体重を求めます。』
と同様に解釈できる記述がありました。
ちなみにこの症例はBMI=20.8なので、「目標とするBMI」の範囲に当たると思います。
https://medical.jiji.com/medical/037-1001-99
国家試験では肥満患者の食事指導の印象が強いため、私も自動的に標準体重を用いていましたが、ベースの考え方はあるようです。もちろん臨床の現場では患者さんの状態を考えたり、『両者の差が非常に大きい場合は調節体重とする場合もあります。』とも一つ目のHPに記述があるので、あくまで今回の計算問題を解くにあたっての知識、と考えました。
ありがとうございます。
私も半ば自動的に標準体重を使っていましたが、『体重は一般に現体重か理論体重の軽いほうを用います』という考え方もあるのですね。確かに今回の問題では50kgを使うのが妥当と理解できました。
肥満患者の指導が国試では多いとの点確かにそうだなと思い、肥満患者じゃない人への食事指導がないかなと思って少し見てみました。113F51, 110D55, 111G40など、ぴったり標準体重のものばかり出ていました。
食事指導系では基本的に標準体重を使い、万が一今回のBEEが非肥満患者で出て、しかも5択じゃなくて穴埋めだったら今回の問題同様に解く、という対応をしようと思います!
この度はご回答ありがとうございました。
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6歳の女児。Hirschsprung病の定期受診のため来院した。1歳時に回腸肛門吻合術を受けた。現在、在宅で中心静脈栄養、経腸栄養剤および普通食で栄養支援をしている。中心静脈栄養は1,000mL/日で、その組成の12.5%がブドウ糖で7.5%がアミノ酸である。経腸栄養剤は300mL/日(1kcal/mL)である。身長と体重は標準で、同年齢の推定エネルギー必要量は1,450kcal/日(2015年版食事摂取基準)である。中心静脈栄養から離脱できるか評価したい。
エネルギー必要量のうち、現時点で中心静脈栄養が占めている割合に最も近いのはどれか。