いつもお世話になっております。
腎の6講目の講座で出てきた109D-59の問題についてですが、Ig A腎症とPSAGNが鑑別に挙げられていますが、MPGNも鑑別に上がらないのでしょうか?
血尿が出て、補体も下がっていることを見るとIgA腎症よりもMPGNを疑えるのでは?と疑問に思いました。
直接解答に影響はないと思うのですが、気になったのでご質問させて頂きました。
よろしくお願い致します。
MPGNも鑑別にあがると思います。
糸球体腎炎の中で血尿メインなのが、PSAGNとIgA腎症である、という説明が
4.1であったので、それに基づいた解説なのかなと思いました。
仰る通り、MPGNも鑑別に挙がると思いました。ただ、オリジナルの解説の通り、国家試験問題ではネフローゼ症候群を呈する原発性糸球体腎炎のカテゴリーで出題されることが多い印象です。CH50が少し低めに設定されていて、チョット意地悪な問題です。
一方、正解となる3項目は、IgA腎症でも、MPGNでも、そして多くの腎炎・ネフローゼ症候群について、「共通」する「腎予後不良因子」かと思います。ですので、受験生が「どんな腎炎・腎症を思い浮かべて」も、正解は変わらないというカラクリがありますね。
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