解決済 109D59 01.腎

109D-59

いつもお世話になっております。
腎の6講目の講座で出てきた109D-59の問題についてですが、Ig A腎症とPSAGNが鑑別に挙げられていますが、MPGNも鑑別に上がらないのでしょうか?
血尿が出て、補体も下がっていることを見るとIgA腎症よりもMPGNを疑えるのでは?と疑問に思いました。
直接解答に影響はないと思うのですが、気になったのでご質問させて頂きました。
よろしくお願い致します。

回答2件

  • MPGNも鑑別にあがると思います。
    糸球体腎炎の中で血尿メインなのが、PSAGNとIgA腎症である、という説明が
    4.1であったので、それに基づいた解説なのかなと思いました。

  • 仰る通り、MPGNも鑑別に挙がると思いました。ただ、オリジナルの解説の通り、国家試験問題ではネフローゼ症候群を呈する原発性糸球体腎炎のカテゴリーで出題されることが多い印象です。CH50が少し低めに設定されていて、チョット意地悪な問題です。
    一方、正解となる3項目は、IgA腎症でも、MPGNでも、そして多くの腎炎・ネフローゼ症候群について、「共通」する「腎予後不良因子」かと思います。ですので、受験生が「どんな腎炎・腎症を思い浮かべて」も、正解は変わらないというカラクリがありますね。

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  • 問題参照 109D59

    38歳の男性。健康診断で尿蛋白と尿潜血とを指摘されて来院した。身長174cm、体重72kg。体温36.4℃。脈拍72/分、整。血圧146/88mmHg。尿所見:蛋白2+、潜血3+。血液生化学所見:総蛋白6.4g/dL、アルブミン3.8g/dL、IgA 330mg/dL(基準110〜440)、尿素窒素22mg/dL、クレアチニン1.2mg/dL、尿酸7.6mg/dL。免疫血清学所見:CRP 0.1mg/dL、ASO 180単位(基準250以下)、MPO-ANCA 20EU/mL未満(基準20未満)、抗核抗体陰性、CH50 25U/mL(基準30〜40)。同意が得られず腎生検は施行していない。
    腎機能低下のリスクファクターとなるのはどれか。3つ選べ
    • a 血清IgA
    • b 血清クレアチニン
    • c 収縮期血圧
    • d 尿潜血
    • e 尿蛋白
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