106I60の質問で糖尿病性ケトアシドーシスに対してなぜ細胞外液を用いるのか、の質問に対して「細胞内液の補充よりも循環血液量減少に対する補正が優先される」といった回答がされていました。
同様の理論で、尿崩症も5%ブドウ糖液ではなく細胞外液の補充が必要、とはならないのでしょうか?
もしくは尿崩症では水を飲めば血漿浸透圧を適度に保てる、といった内容を他サイトで拝見したのですが、糖尿病でも同様に水を飲めば高浸透圧にならずに済むのでしょうか?
糖尿病も尿崩症も、血漿浸透圧が上昇し多尿になることによる脱水という意味では同じ病態なので、なぜ輸液に差が出るのか疑問に思い質問させて頂きました。
107B28 との対比ですかね。
輸液の選択に当たっては、病態の考察(今回で言えば高張性脱水なのか、細胞内液なのか外液なのか etc)のほかに、時間感覚も大切です。
糖尿病性ケトアシドーシス〈DKA〉は放置すればすみやかに命が失われかねない病態なのに対し、尿崩症は以下の過去問をみていただければわかるように、そこまで急ぎではありません。
https://medu4.com/quizzes/result?q=%E5%B0%BF%E5%B4%A9%E7%97%87&st=th
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