※アプリ経由でいただいたご質問です。
今年の2月に国試を受験予定で、ここからの進め方について伺いたいです。
現状としましては、冬〜夏メックは偏差値40弱、3テコは46、冬メックは40弱で、冬メディックメディアは50です。必修は模試により難易度が違うため、点数では表せないのですが偏差値50-55をキープしており、必修よりはパンリン落ちが怖いと思っております。
冬メックの内科が偏差値30であり、とても苦手で、逆に公衆衛生は先生のおかげで安定して偏差値50を超えています。
内科、という大きな苦手以外はマイナーや産婦小児は満遍なく偏差値は40-45ぐらいです。
模試の間で偏差値の変動が大きいところもひっかかります。
あたらしいシリーズは見終わり、穴埋めは8割ができるようになっております。練習問題も不安なところはありますが、2周しました。
元旦から究極マップを受講し、既に1週は終わったところです。国試までにあと2周はできそうです。
他社製品ですが、QBの1周目問題はここ2週間程度で全部やりました。
ここからの王道はHPに書いてくださっている通りだとは思うのですが、私は基礎が固まっていないため
・テキストの穴埋めをするか
・テストゼミをやるべきか
・過去問を覚え込むまでやるべきか
と悩んでいます。
また、究極マップと並行して行う問題演習の方法についても伺いたかったです。
直前期、やることも色々あり、不安も増幅し、大変かと思います。
いただいたご質問に回答してきますね。少しでもお役に立てれば幸いです。
★模試の成績について
開催業者により問題の癖が異なりますし、実施回により母集団も異なります。
よって「偏差値の変動が大きい」というのはある程度普通のことかと思います。
もっと言ってしまうと、模試の成績は過去の一時点のデータにすぎません。
模試で下位10%に入っていたのに国試受かった人、逆に模試で上位にいたのに国試で不合格になった人、これまで数え切れないほど見てきています。
ゆえに1月の現時点では模試の成績について拘泥する必要はないと思います。
★これからやるべき教材について
いただいた文章を拝読し、全体的に「広く浅くやりすぎ」な印象を受けました。
あたらしいシリーズを2周してあったなら、QBの1周目問題はほぼ同じ問題だったことでしょう。
これを2週間でこなすためには、1日200〜300問程度のペースだったと思いますが、そのペースですと「問題に回答する」ので精一杯になってしまうことが懸念されます。
以下のフォーラムトピックでも回答した「ジャンク演習」になってしまうと結構時間がもったいないです。
https://medu4.com/topics/a158041203
残り時間でやることは主に2つです。
①「国試究極MAP」の2周目〜3周目
② 115〜113回の1,200問を丁寧に
①のマスターが進むにつれ、②の理解がドンドン深まります。また、②を解いている中で特に気になった内容は『あたらしいシリーズ』に適宜戻り、該当箇所の穴埋めパート(当該知識ピンポイントな箇所の上下2〜3行だけでOK)を確認してください。穴埋めパートをゼロからやり直すのは6年生の夏までに推奨される学習です。直前期の今はコスパ悪いため自殺行為です。やめましょう。
②の「丁寧に」の具体的指標については以下をお読みください。
https://medu4.com/topics/3b281512ae
※↑では5年分の設定になっていますが、すでに国試まで1か月を切った今、3年分で手一杯だと思います。
今年の「国試究極MAP」には②に該当する口頭試問も付録としてついていますので、移動中やカフェではアプリで口頭試問、家や学校では実際の過去問演習、のように刺激を変えてみるとさらに有効です。
なお、過去問ばかりやっていると頭が鈍感な状況になってきて、本番での実戦力・応用力・思考力が低下することが懸念されます。そのため、medu4では直前期に「テストゼミ予想篇」に取り組むことを推奨しています。
よって、課題として、
③テストゼミ予想篇
も挙げておきます。詳細は↓を参照。
https://www.medu4.net/testseminar
★「私は基礎が固まっていない」件
これも各所で言っているのですが、勉強における「基礎固め」は不可能です。
言ってしまえば、すでに10年以上、国試講師として仕事をしている私だって基礎はグラグラです。まだ固まっていません。これから10年、勉強し続けても、きっとまだ基礎はグラグラでしょう。
まず「基礎固めしないと次に進めない」という幻想を排除しないと、試験類で高得点は望めません。
なぜなら、勉強の「基礎」という概念は極めて曖昧であり、かつそれを知ったところで試験類で直接問われるわけではないためです。対象のわからないものを習得しようと躍起になるあまり、短時間で成果につながらない学習を続け、時間切れとなってしまう学習者を数多く見てきました。
サッカーでリフティングがどれだけうまくても、実際の試合で活躍できるとは限らないのと同じですね。
基礎がグラグラな状況を甘んじて受け入れ、先に応用からガシガシ習得し、一定の得点力がついてきたタイミングでふと振り返ると、「あー、基礎ってこういうことなのかな」と見えてくるものだと僕は思っています。
ですので、「基礎固め」の件は忘れ、上記①〜③を優先して残り時間に取り組んでいってください。
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