解決済 112A27 11.産婦人科

妊娠反応陰性に関して

いつもお世話になっております。
講義では卵巣出血により左下腹部痛をきたした患者さんに対して、異所性妊娠の除外などの為に妊娠反応陰性を確認する必要があるとの説明がされていました。
最終月経が17日前の場合、仮に妊娠が成立していたとしても17日目では妊娠反応は陰性になるのではないでしょうか?
あたらしい産婦人科2020テキストの2.8に記載の表から「妊娠4週ごろからhCGが検出濃度に達し判定が可能になる」と覚えていたのですが、このタイミングでも個人差の範囲内でhCGが検出可能濃度に達することがありその可能性を考えて妊娠反応陰性であることを確かめた、ということでしょうか?
ご教授いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

回答2件

  • M6のものです。TFさんのおっしゃる通り4週ごろから検出可能となりますなので偽陰性の可能性はあると思います。しかし妊娠可能年齢の女性の下腹部痛では必ず子宮外妊娠は鑑別にあげないといけないかつ救急の現場で簡便に行えるので検査しているのだと考えました。
    間違っているかもしれませんがお役に立てればと思いす。

    • ご教授いただきありがとうございます。それだけ子宮外妊娠は緊急性が高く鑑別に挙げるべき疾患ということなのですね。勉強になりました、ありがとうございます。

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  • 問題参照 112A27

    30歳の女性。下腹部痛を主訴に来院した。3日前、左下腹部の痛みで目覚めた。その後、同じ強さの痛みが持続したため本日(月経周期の17日目)受診した。今朝から痛みは軽減している。悪心と嘔吐はない。4週間前に受けた婦人科健診では子宮と卵巣とに異常を指摘されなかったという。最終月経は17日前から5日間。月経周期は28日型、整。身長160cm、体重52kg。体温36.5℃。脈拍72/分、整。血圧108/68mmHg。呼吸数18/分。腹部は平坦、軟で、筋性防御を認めない。内診で左卵巣に軽い圧痛を認める。子宮と右卵巣には異常を認めない。血液所見:赤血球380万、Hb 10.4g/dL、Ht 31%、白血球5,800、血小板16万。血液生化学所見:総蛋白7.3g/dL、アルブミン4.3g/dL、総ビリルビン0.3mg/dL、AST 18U/L、ALT 16U/L、LD 195U/L(基準176〜353)、尿素窒素18mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL。CRP 0.3mg/dL。妊娠反応陰性。左卵巣の経膣超音波像を別に示す。

    適切な対応はどれか。

    • a 経過観察
    • b 抗菌薬投与
    • c 抗凝固薬投与
    • d 嚢胞穿刺吸引術
    • e 左付属器摘出術
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