解決済 112B31 18.精神科

せん妄の治療について

medu4の2017年度精神科2コマ目の講義で、せん妄の治療について「抗精神病薬(ハロペリドールやリスペリドン )
やベンゾジアゼピン(ジアゼパムなど)が有効」と習いましたが、この問題ではDが解答となっています。

せん妄に対する治療ではベンゾジアゼピン系の薬剤は用いるべきではないのでしょうか?

回答2件

  • 該当講義を聴講していませんので詳細不明ですがベンゾジアゼピンは一般的にせん妄のリスクファクターとされています。一方でmajor tranquilizerに上乗せする形で少量のベンゾジアゼピンをせん妄治療に用いることもあるようです。国試的にはmajor tranquilizerを考え、ベンゾジアゼピンの優先順位は低いと考えたほうがよさそうですね。アルコール離脱症状の振戦せん妄に対してはベンゾジアゼピンが第1選択になります。

    • ご回答ありがとうございます。
      せん妄に対してはベンゾジアゼピン系はメインで用いられないが、アルコール離脱せん妄に対しては用いられるという解釈が良さそうですね。

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  • 問題参照 112B31

    83歳の女性。右大腿骨頸部骨折のため手術を受けた。手術当日の夜は意識清明であったが、手術翌日の夜間に、死別した夫の食事を作るために帰宅したいなど、つじつまの合わない言動が出現した。これまで認知症を指摘されたことはない。

    この病態について正しいのはどれか。

    • a 生命予後は悪化しない。
    • b 抗精神病薬は禁忌である。
    • c 認知症の初発症状である。
    • d 意識の混濁が短時間で変動する。
    • e ベンゾジアゼピン系薬剤が適応である。
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