産婦人科診療ガイドラインでは「妊娠34週未満で1週間以内に早産が予想される場合は胎児の肺成熟と頭蓋内出血予防のために母体へステロイド投与を行う(24週〜33週は推奨)」となっております。
この問題では頸管長は25mmを切り、子宮収縮の間隔も短縮していますが、これを「1週間以内に早産が予想される」と読み取ってしまった場合ステロイド投与も解答になり得ると思いました。
もちろん優先すべきは抗菌薬とリトドリンだとは承知しております。
もし今後同じ様な問題が出題された際に、どういった所見を参考にステロイドの投与を決めたら良いのでしょうか?
ご教授頂けますと幸いです。
他の選択肢と比較してステロイドより良いものがなければステロイドを選べばいいでしょう。
ちなみにステロイドの効果は一時的なので、投与後分娩に至らなかった場合は副作用のリスクが無駄に高まるだけです。破水後でも間に合うようなので、もっと切迫した状態か、計画分娩の予定でもある場合に考慮するのではないでしょうか。
(参考)
http://plaza.umin.ac.jp/~jspn/ns110221/3-1pdf.pdf
やはり他の選択との兼ね合いで解くしかありませんよね。
たしかにこの問題は重症PIH等に比べればかなり余裕のある症例ですし、現時点では必要ないと分かりました。
この度はご丁寧に回答していただきありがとうございました。大変勉強になりました。
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