解決済 103I70 10.神経

線条体黒質変性症のFLAIR像

※medu4アプリのお問い合わせ経由で頂いた質問です。

線条体黒質変性症において、被殻の外側が高信号になるのはT2像であり、今回高信号が見えないのはFLAIR像であるためかと思いましたが、FLAIR像でも高信号になるのでしょうか。
(むしろ今回の画像で被殻外側の濃い黒の部分が、T2における高信号と一致するのかなと考えましたが、それは間違いでしょうか)

回答1件

  • 古い問題ですので、けっこう議論し尽くした感はあるのですが、FLAIRでの所見については調べてもみつからないです。
    基本的にT2とFLAIRは水以外類似の信号をとりますので、FLAIRだと低信号になるというのは少し考えにくいかなといった私感をもっています(線状高信号の消退が浮腫など水分貯留だとしたらありえますが、そうした言及もないようです)。
    例えば下記サイトにあるように、十字高信号はT2でもFLAIRでも共通のようです。しかしながら、被殻外側部の線状高信号については言及がみつかりません(もしT2とFLAIRで違うといった文献があったら教えて下さい!)。
    https://www.teramoto.or.jp/teramoto_hp/kousin/sinryou/gazoushindan/case/case75/index.html

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  • 問題参照 103I70

    68歳の女性。うつ気分と左半身の脱力感とを主訴に来院した。2年前から左手足の動かしにくさが出現した。次いで、うつ的となり意欲も低下してきた。近医を受診しうつ病と診断され治療を受けた。その後、左手足の脱力感が増強した。糖尿病と肺気腫との既往がある。意識は清明。体温36.0 ℃。脈拍80/分、整。血圧は仰臥位で150/86 mmHg、起立位で112/60 mmHg。表情と自発性に乏しい。見当識と認知機能とに異常を認めない。発語は小声で、左上下肢に固縮、両側上肢に軽度の企図振戦を認める。四肢の腱反射は低下しているが、左右差を認めない。歩行は失調性である。血液所見と尿所見とに異常を認めない。頭部単純MRIのFLAIR像を別に示す。
    考えられるのはどれか。
    • a Pick病
    • b Parkinson病
    • c 線条体黒質変性症
    • d 皮質基底核変性症
    • e 進行性核上性麻痺
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