解決済 113A68 12.小児科

尿路感染時の血液培養について

いつもお世話になっております。
この問題で血液培養を行うのはなぜでしょうか。

ビデオ内では原因菌を同定するため、とおっしゃっていましたが、膿尿がでており、
尿のみの培養で原因菌の特定はできないのでしょうか。

私は菌血症の有無を調べるために、血液培養を行うのかと思っていますが、
この考えが正しいか教えて頂きたいです。
よろしくお願いします。

回答2件

  • どちらも正しいと思います。
    つまり、尿のみならず血液からの原因菌同定も合わせると確実になりますし、血液中の菌を示すことで菌血症の証明にもなります。
    オンライン解説では「乳児の尿路感染症は敗血症に移行する頻度が高いため、菌の広がりを確認するため血液培養を行う」となっていますね。
    ビデオ講義とオンライン解説、両方とも参考にしてください。

  • 失礼しました。次から必ず確認するようにします。
    丁寧な回答ありがとうございました。

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  • 問題参照 113A68

    3か月の乳児。昨晩から38℃台の発熱があり、持続するため両親に連れられて受診した。機嫌は悪く、哺乳量もいつもより少なく、少しうとうとしている。身長55cm、体重5,700g。体温38.7℃。心拍数142/分、整。呼吸数44/分。SpO2 97%(room air)。皮膚色は良好。大泉門は平坦で、2×2cmと開大している。咽頭に発赤を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、右肋骨弓下に肝を1cm、柔らかく触知する。尿所見:蛋白(-)、糖(-)、ケトン体2+、潜血(-)、沈渣は赤血球1~4/HPF、白血球100以上/HPF。血液所見:赤血球403万、Hb 10.0g/dL、Ht 31%、白血球21,300(桿状核好中球24%、分葉核好中球44%、好酸球2%、好塩基球1%、単球6%、リンパ球23%)、血小板12万、PT-INR 1.1(基準0.9~1.1)。血液生化学所見:総蛋白6.2g/dL、アルブミン4.5 g/dL、総ビリルビン0.8mg/dL、AST 27U/L、ALT 21U/L、尿素窒素6mg/dL、クレアチニン0.3mg/dL、血糖114mg/dL、Na 140mEq/L、K 5.0mEq/L、Cl 107mEq/L。CRP 5.1mg/dL。

    次に行うべき検査はどれか。2つ選べ

    • a 脳波
    • b 尿培養検査
    • c 尿生化学検査
    • d 血液培養検査
    • e 排尿時膀胱尿道造影検査
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