解決済 109D46 02.内分泌代謝

糖尿病のインスリン導入

糖尿病網膜、腎機能の低下からインスリンを導入すべきだと考えたのですが、初診であれば糖尿病の合併症があってもまずは食事療法から始めるものなのでしょうか。
あと110D55と検査所見がかなり似ているのですが、110回の問題だとインスリン導入が答えになっており、疑問に思いました。

お忙しいところ申し訳ありませんがよろしくお願いします。

回答2件

  • 糖尿病の治療について、インスリンや経口血糖降下薬を使用することはもちろんですがそれと並行して食事療法も行われます。どんなに薬を使用しても、口から糖分を過剰に摂取すれば意味がありません。今回の設問でも「食事療法とともに・・・」という表現になっているので、食事療法と薬による治療を並行して行っていると思います。109と110の設問の違いですが、109では肥満(BMI:30.8)110では通常(BMI:21.6)なので109はインスリン抵抗性のある2型糖尿病、110はインスリン欠乏である1型糖尿病と思います。2型糖尿病でも妊婦などインスリンを使用する場合もあるようですが、今回はインスリン抵抗性があり、高度の高血圧があるのでまずは血圧を下げることを優先しARBが選ばれているのかなと思いました。

  • 回答ありがとうございます!
    2型糖尿病であれば、まず食生活を正した上でインスリンや血糖降下薬を使い、1型糖尿病であれば、食生活には問題がないためそのままお薬を使うということですね。
    すっきり解決いたしました。ありがとうございました。

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  • 問題参照 109D46

    34歳の男性。糖尿病の精査目的に来院した。18歳時の健康診断で尿糖陽性を指摘されたがそのままにしていた。視力低下のため昨日、眼科を受診し増殖前糖尿病網膜症と診断され、紹介されて受診した。父親が糖尿病である。身長167cm、体重86kg。脈拍88/分、整。血圧182/96mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、血管雑音を聴取しない。下腿に軽度の浮腫を認める。尿所見:蛋白1+、糖2+、潜血(−)、アルブミン排泄量350mg/gCr(基準30未満)。血液生化学所見:アルブミン3.9g/dL、クレアチニン1.2mg/dL、空腹時血糖165mg/dL、HbA1c 8.9%(基準4.6〜6.2)、HDLコレステロール35mg/dL、LDLコレステロール145mg/dL、トリグリセリド230mg/dL、Na 145mEq/L、K 4.3mEq/L、Cl 109mEq/L。
    食事療法とともに開始すべき内科的治療として適切なのはどれか。
    • a インスリン
    • b チアゾリジン薬
    • c スルホニル尿素薬
    • d サイアザイド系利尿薬
    • e アンジオテンシン受容体拮抗薬
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