子宮体癌などがあるときには癌を播種させてしまうため子宮卵管造影は行わないのに、胆管癌や膵癌があるときにERCPを行うことができるのはなぜでしょうか?後者も生理的ルートではないため癌細胞を播種させてしまわないのでしょうか?
サクッと調べてみましたが、決定的な記載は見当たりませんでした。
おそらくですが、子宮卵管造影検査は子宮→卵管→腹腔内と交通があるため、広がりが大きいのに対し、胆管や膵管は限定された区間での造影となるため、播種のリスクは少ないのだと思います。
内視鏡的逆行性胆管膵管造影〈ERCP〉は、下部胆管の閉塞原因の検索と胆道ドレナージを同時に行うことができるため、実施されるのではないでしょうか(→ "黄色い人にオペはできない")。減黄を図ると同時に黄疸の原因を検索すること必要だからだと思いました。癌細胞を播種のリスクよりもERCPのメリットが上回ると考えました。
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