解決済 106A34 09.肝胆膵

造影CT画像における十二指腸と胆嚢の判別

「あたらしい内科外科⑨肝胆膵」5コマ目の解説にて穂澄先生は病変部位とその右の低吸収な構造を点線でまとめて胆嚢とされていましたが、
QBの解説によれば病変部位の右にある構造は十二指腸とされていました。
どういった基準で胆嚢と十二指腸を判別すれば良いのかわからなかったので質問させていただきました。
何卒宜しくお願い致します。

回答4件

  • 「病変部位の右にある構造」は膵臓(大動脈から見て10時方向)と接しており十二指腸と思われますが、頭尾方向の画像も見つつ判断したいところではあります…。

    • 水平断では判断し難いということですね、、、
      「病変部位の右にある構造」が十二指腸だとするならば、病変によってやや押されて狭窄しているように見えたのですが、それは画像(B)から否定されるということで間違い無いでしょうか?

  • 「病変によってやや押されて」いるようには見えますが、狭窄とは言えないですし、胆嚢癌で十二指腸が狭窄されるということは考え難いと思われます。

    • 理解しました。ありがとうございました。

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  • 問題参照 106A34

    38歳の男性。健康診断で検査値の異常を指摘されて来院した。意識は清明。体温36.8℃。脈拍84/分、整。血圧128/76mmHg。呼吸数14/分。眼球結膜に軽度の黄染を認める。右上腹部に鶏卵大の腫瘤を触知する。血液所見:赤血球468万、Hb 13.9g/dL、Ht 42%、白血球7,500、血小板38万。血液生化学所見:血糖98mg/dL、総蛋白7.5g/dL、アルブミン3.9g/dL、尿素窒素12mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、IgG 1,610mg/dL(基準960~1,960)、総ビリルビン3.4mg/dL、AST 157U/L、ALT 158U/L、LD 253U/L(基準176~353)、ALP 924U/L(基準115~359)、γ-GTP 307U/L(基準8~50)、アミラーゼ32 U/L(基準37~160)。免疫学所見:CRP 0.5mg/dL。HBs抗原・抗体陰性、HCV抗体陰性。α-フェトプロテイン〈AFP〉12ng/mL(基準20以下)、CEA 6.7ng/mL(基準5以下)、CA19-9 51.3U/mL(基準37以下)。腹部造影CT(A)と内視鏡的逆行性胆管膵管造影写真〈ERCP〉(B)とを別に示す。
    診断として最も考えられるのはどれか。
    • a 膵癌
    • b 胆嚢癌
    • c 肝細胞癌
    • d 自己免疫性膵炎
    • e 十二指腸乳頭部癌
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