本問では、糖尿病性ニューロパチーの一環として動眼神経障害による外転が見られていますが、一方で眼瞼下垂や散瞳は見られていません。糖尿病では眼瞼下垂や散瞳は見られにくいということなのでしょうか?
また、HbA1c6.4は血糖コントロール不良と解説されていますが、合併症予防のための目標値は7.0で、7.0を切っていれば合併症は進行しないと考えておりましたが、7.0を切っていてもニューロパチーは出現し得るのでしょうか?
ご教示いただけますと幸いです。
Hommさん
類似した質問に昔答えました。糖尿病性の動眼神経麻痺はpupil sparingが特徴らしいです。
https://medu4.com/topics/b8e80412aa
眼瞼下垂(ptosis)で検索かけると、divisional palsyとか言って眼瞼下垂のない動眼神経麻痺もあるらしいです(DMとの関係性はよくわかりませんでしたが。)
HbA1cに関しては、ガイドラインを読んでみたのですがいまいち明確なところはよくわかりませんでした。10年来の糖尿病なので、過去数ヶ月の血糖値しか反映していないHbA1cではこれまでの血糖コントロールの推移や微小血管障害の程度は判断が難しいのかもしれないと思いました(試験問題の文量上、情報が限られているのは仕方ないですが)。
http://www.fa.kyorin.co.jp/jds/uploads/gl/GL2019-02.pdf
早速ありがとうございました。
動眼神経麻痺では同じMN成分でも眼球運動がメインで障害されるという理解で乗り越えたいと思います。
散瞳については既スレに気づかずに、失礼しました。また講義を見返したところ、丁寧に解説していただいていました汗
HbA1cについては解釈が悩ましいところですが、7.0を切っていても合併症を完全にはルールアウトできないという理解で乗り越えたいと思います。
ログインするとコメントを投稿することができます。