溶連菌の除外に咽頭痛がないことが書かれていますが、8ヶ月の男児が咽頭痛を訴えるのは難しいのではないかと思いました。
口腔内の所見の記載などもなく、いまいち溶連菌やアデノを除外しきれず、モヤモヤしています。
最も当てはまるもの、と言われればそうなのですが、咽頭痛の有無以外に考えられる理由があればご教授いただきたいです。
確かに完全に切ることはできないと思います。
実際に回答が溶連菌やアデノの問題ならば、咽頭の発赤・腫脹、白苔の有無などの所見が記載される場合が多いとは思います。呼吸器症状が全面的に記載されており、疫学的な観点からも、「まずは」RSウイルスをチェックしたいかなと思います。
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救急外来で小児を診察した研修医から指導医への報告を以下に示す。
研修医:「8か月の男児です。2日前から38℃台の発熱、咳嗽、鼻汁が続くため来院しました。保育所で同じような症状のお子さんがいるようです。4種混合ワクチンは2回接種されています。眼球結膜の充血はありません。軽度の喘鳴を認めました。鼻汁がひどくSpO2がルームエアーで94%であり、入院も考慮する必要があると思います」
指導医:「患児の外観はどうですか」
研修医:「少しぐったり感があり、機嫌が悪いです」
指導医:「呼吸状態はどうですか」
研修医:「軽度の陥没呼吸がみられます」
指導医:「皮膚色はどうですか」
研修医:「チアノーゼはなく、毛細血管再充満時間は2秒未満でした」
指導医:「発疹はありますか」
研修医:「ありません」
指導医:「鑑別診断のため患児に必要な検査は何ですか」
これに続く研修医の返答として最も適切なのはどれか。