解決済 106G59 21.救急

腰椎穿刺後に瞳孔不同はみられない?

選択肢cについて、動眼神経麻痺があれば散大して瞳孔不同にはならないのでしょうか。それとも散大したとしても両側性に出現しやすい、などということでしょうか。

回答1件

  • 腰椎穿刺後に脳脊髄圧が低下し、神経が牽引や圧迫をされることで、たしかに動眼神経や外転神経といった脳神経がダメージを受ける可能性はあります。
    しかしながら、瞳孔不同は瞳孔の大きさに左右差がある状態のことです。
    腰椎穿刺で髄液を抜いた際に、左右差がある抜け方をする可能性は低く、同時に本文中にも左右差を彷彿とする記載はありません。
    ゆえに「実臨床の場では可能性としてありうるかもしれないが、ペーパーテストで点をとりたいならcは選ばない」といった感じです。
    以下の議論ですね。
    https://medu4.com/blog/prioritize

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  • 問題参照 106G59

    次の文を読み、59~61の問いに答えよ。
    17歳の女子。頭痛を主訴に母親に伴われて来院した。
    現病歴:2日前から頭痛と発熱とがみられていた。頭痛は後頸部が突っ張るような感じで、次第に増強してきたという。咽頭痛や咳はない。悪心や腹痛はなく、排尿時痛もない。
    既往歴:14歳時に虫垂炎で手術を受けた。薬物アレルギーはない。
    家族歴:父親が高血圧症で内服加療中。
    現 症:意識は清明。身長161cm、体重48kg。体温38.0℃。脈拍76/分、整。血圧116/70mmHg。呼吸数22/分。心音と呼吸音とに異常を認めない。項部硬直とjolt accentuationとを認める。
    髄膜炎を疑い、腰椎穿刺(髄液検査)を予定した。
    穿刺後の合併症として頻度が高いのはどれか。
    • a 頭痛
    • b 尿失禁
    • c 瞳孔不同
    • d 言語障害
    • e 下腿浮腫
  • 関連トピック

    なし