陽性適中率ではなくて、偽陰性率をきいてくる不思議な問題ですが、これは「インフルエンザの検査前確率が十分に高ければ検査陰性であれ検査後確率は依然として高い」ということが言いたかったのかなと思いました。(106G49の対的な……)
https://medicalnote.jp/contents/150330-000001-OQUAAU
この問題でも109F28で「発熱と全身倦怠感」「筋肉痛」「10日前に孫が、5日前に長男がそれぞれ高熱を出して学校や仕事を休んでいた。(Sick contact)」などのインフルっぽい所見が十分あり、検査前確率75%と見積もっているので偽陰性率は55%と、あんまりインフルを否定する結果にはなっていません(この検査後確率がどれくらいなら否定するか、55%を高いと見るか低いと見るかの診断閾値は人によると思いますが……。あなたならこの患者さんにどう結果説明しますか?)
113D16でもインフル疑いの若年者に検査せず自宅待機をしているので、診断や治療方針を結局変えないような無駄な検査は控えようというメッセージなのかなと思いました。
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