解決済 110E36 08.消化管

胃がんの内視鏡画像

学生です。
この問題のDのような画像が、進行胃がんであると読めません。
また、Bのような胃潰瘍の画像も、早期がんとも読める気がして自信を持って選択できません。
どなたか、詳しく鑑別の仕方があればご教授ください。

回答2件

  • 本問の各選択肢の画像では、
    a: 表面がなだらかで、delleとbridging foldを認める→胃粘膜下腫瘍
    b: 辺縁が平滑な潰瘍性病変→胃潰瘍
    c: 食道壁内に腫瘤状に隆起→食道静脈瘤
    d: 辺縁が不整で、潰瘍面が汚い→3型胃癌
    e: 表面が平滑な隆起性病変→0-Ⅰ型胃癌or胃ポリープ
    といったイメージだと思います。eのように、画像だけでは確定診断に至らない場合もあります。
    (本問eの場合はいずれも内視鏡治療の適応)

    参考書や過去問で内視鏡像を繰り返し見て、各疾患の性状をつかむことに尽きると思いますが、
    胃癌の肉眼分類のイメージは、
    0型→頻度的に多いⅡc型:やや陥凹があるが、そこまで汚くない。それ以外の型:汚くはないが、進行するにつれ、隆起していたものが凹んでくる
    1型→表面が不整で、大きい。2型→周堤がハッキリしている。3型→潰瘍面が汚く、辺縁も不整。とにかく「汚い」
    4型→広範にボコボコと隆起している。消化管造影で進展不良をみる。
    という感じです。
    110G60, 108A5, 108E45, 107B2, 105A45, 102G45で胃癌の内視鏡画像が提示されています。

  • しょうたさん

    わかりやすい説明と具体的な過去問番号まで答えてくださってありがとうございます!!

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