解決済 110I75 06.呼吸器

COPDの増悪予防のためのワクチンについて

いつもお世話になっております。
質問させていただきます。
110I75の選択肢bのインフルエンザワクチンとは、インフルエンザ桿菌に対するワクチンなのかそれともインフルエンザウイルスに対するワクチンなのか、どちらでしょうか?共に増悪の原因となる細菌・ウイルスですので、ひっかかっています。
ご教示願います。よろしくお願い申し上げます。。

回答2件

  • 選択肢bのインフルエンザワクチンは、「インフルエンザウイルスに対するワクチン」という解釈でよいと思われます。
    http://www.jrs.or.jp/quicklink/journal/nopass_pdf/046070511j.pdf

    インフルエンザ桿菌に関しては、COPD増悪の際に発生するものは株が多様でありワクチンでの予防が難しいようです。Hibワクチンというものがありますが、髄膜炎において原因として多い菌であり、COPDの急性増悪においてはまた違う種類が悪さをするようです。
    (関連資料が論文でなくブログでしか見つかりませんでした申し訳ありません。)
    http://blog.livedoor.jp/ushijimatoshihiro/archives/47328417.html

  • TK777 さん

    ご回答いただきましてありがとうございます。大変参考になりました。わざわざリンクまで張っていただき重ね重ねありがとうございます。

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  • 問題参照 110I75

    70歳の女性。労作時の呼吸困難を主訴に来院した。3年前から風邪をひいていなくても咳や喀痰が出るようになり、風邪をひくと咳と痰が悪化し、時に喘鳴が出現するようになった。2年前から坂道や階段を昇る際に呼吸困難を自覚するようになり、3か月前からは、平地でも100m歩くと強い息切れを自覚し途中で休むようになったため受診した。喫煙は69歳まで15本/日を49年間。身長153cm、体重45kg。脈拍88/分、整。血圧140/80mmHg。呼吸数24/分。SpO2 95%(room air)。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。口唇や指尖にチアノーゼを認めない。頸部の胸鎖乳突筋が肥厚し、吸気時に肋間や鎖骨上窩の陥入を認める。胸郭は前後に拡張し、呼気が延長している。胸部の聴診で呼吸音が減弱している。胸部の打診で鼓音を呈する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。下腿に浮腫を認めない。心エコーで異常を認めない。胸部エックス線写真で肺の過膨張所見を認める。呼吸機能検査は、FVC 2,500mL、%FVC 104%、FEV1 700mL、%FEV1 36%、FEV1% 28%であった。
    この患者の増悪予防のために有用なのはどれか。2つ選べ
    • a 酸素療法
    • b インフルエンザワクチン接種
    • c 長時間作用性β2刺激薬の吸入
    • d 短時間作用性抗コリン薬の吸入
    • e 経口ペニシリン系薬の少量長期投与
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