解決済 111H21 02.内分泌代謝

(偽性)アルドステロン症の症候

本問は、2週間前からの疲労感と後頭部痛、2日前からのふらつきを訴えて表題と診断された65歳男性ですが、「後頭部痛」は高血圧によるものと考えていいでしょうか。「後頭部」と部位を指定していることは疾患の病態に関係しているのか知りたいです。

回答2件

  • 「頭痛は血圧上昇による症状であると一般的に考えられているが、通常は重症高血圧患者にしか認めない。典型的な高血圧性頭痛は、朝に起こり後頭部に限局する。」とハリソン内科学に記載があったので、これに即すと典型的な所見ではあるようです。

    • そうなのですね。後頭部に限局するのが典型例であるとは知りませんでした。ありがとうございます。

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  • 問題参照 111H21

    65歳の男性。ふらつきを主訴に来院した。2週間前から疲れやすさと後頭部痛とを自覚していた。2日前からふらつきも出現したため受診した。意識は清明。身長156cm、体重63kg。体温36.8℃。脈拍64/分、整。血圧172/94mmHg。SpO2 98%(room air)。胸部の聴診でIII音とIV音とを聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、血管雑音を聴取しない。下肢に浮腫を認めない。血液所見:赤血球415万、Hb 13.0g/dL、白血球8,000、血小板19万。血液生化学所見:血糖102mg/dL、Na 140mEq/L、K 2.8mEq/L、Cl 98mEq/L、Ca 8.4mg/dL、P 4.2mg/dL。安静臥位での血漿レニン活性〈PRA〉0.1ng未満/mL/時間(基準1.2〜2.5)、アルドステロン4ng/dL(基準5〜10)。

    改めて確認すべき情報はどれか。

    • a 便秘の有無
    • b 動物の飼育
    • c 常用薬の有無
    • d 果物の多量摂取
    • e 最近の海外渡航歴
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