Don't count the days. Make the days count.
かの有名なMuhammad Aliの言葉です。
各種スポーツ、特にボクシングや相撲のような個を魅せるタイプの選手は試合の日程が決まるとものすごいプレッシャーとの戦いが始まります。
「あぁ、あと1週間後に試合が来てしまう。どうしよう、負けたらチャンピオンベルト取り上げられちゃうし、周囲の人に醜態を晒してしまう。でも相手はここ数回連勝している人気急上昇中の新人だし。負けられないけど、怖い。試合出たくない。逃げたい。」
↑は勝手な推察ですが、どれほどの偉人であってもきっとこういうメンタル状況には陥いるものだと思います。そこで強くメンタルコントロールをできた人こそがチャンピョンで有り続けるわけですし、逆にそこまで自身を追い込んでまで勝ち続けようと思うことができる人だからチャンピョンなのでしょう。
冒頭で示したアフォリズムからはそんなAliの内面を伺い知ることができます。
さて、我々はどうでしょうか?
本稿を執筆している2018年10月10日はちょうど113回医師国家試験まであと4か月というタイミングです。あと3週程度で「国試まであと100日!」といった呟きが各種SNSで出回ります。毎年そうです。
「もう100日しかないのか」「いや、まだあと100日ある!」......捉え方は人それぞれかもしれませんが、いずれもcount the daysしてしまっている段階で凡人の域を出ません。Aliの言葉の本質には迫ってないのです。
大切なのは、Make the days count.の方。
こちらの解釈を私達受験生に当てはめていくことが難しい。
私の答えはすでにあるのですが、長くなりますし、文書では伝わりにくいため、ここでは敢えて書かないでおきます(個別指導生は興味があれば話題に出してみてください。お伝えします)。
国試は90%の人が合格する試験です。
しかしながら、もう現時点でこれから一切何もしなくても絶対に合格する30%の人と、今から何をやっても絶対に受からない5%の人は決まってしまっています。悲しいですが、これが事実です。
つまり大切なのは100-30-5=65%の人たちが、下位5%に入らないこととなります。ここで大きなウェイトを占めるのがメンタルコントロールとストレスコーピング。もはや知識ではないのです。
今回のように、他業界の先人たちが苦悩した結果導き出した方法論のようなものをサプリ的にうまく取り入れられるとよいですね。
引き続き、がんばりましょう!
hozumi