118D51

【ポイント】
子宮頸がん検診で異常を指摘された20代の女性。酢酸加工後のコルポスコピー写真にて外子宮口周囲に白色上皮が指摘でき、子宮頸部上皮内腫瘍〈CIN〉と診断される。

【選択肢考察】
ａ　Behçet病では外陰部潰瘍がみられるが、本症例のような子宮頸部の白色上皮は認めない。
ｂ　Bowen病は陰部にも発生しやすいが、本症例のような子宮頸部の白色上皮は認めない。
ｃ　慢性頸管炎では、帯下の性状変化や性器出血を訴えることが多い。
ｄ　癌であれば、子宮膣部に肉眼的異常を認めやすい。
ｅ　正しい。上記の通り。