118A53

48歳の女性。乳がん検診のマンモグラフィで腫瘤を指摘され、精査目的に来院した。右乳房の上外側区域に径25mmの腫瘤を触知する。
次に行う検査はどれか。
頭部MRI
乳房MRI
胸部造影CT
乳房超音波検査
骨シンチグラフィ

解答: d

118A53の解説

【ポイント】
乳がん検診のマンモグラフィで腫瘤を指摘され、右乳房の上外側区域に径25mmの腫瘤を触知するとのことで、素直に乳癌と考えればよい(実は乳癌以外の腫瘤なのではないか、などと裏をかく必要はない)。乳癌の初期検査でマンモグラフィとセットときたら、乳房超音波検査である。

【選択肢考察】
a 乳癌と診断した後、脳転移の検索が必要な場合に行う。
b 前年の117D32で「乳癌の治療方針決定のために乳房造影MRIが有効」という出題があったせいか、約4%の者が選択してしまった。現時点ではまだ乳癌の確定診断がなされていないため、早計である。
c 乳癌と診断した後、胸部の広がりを確認すべく行う。
d 正しい。上記の通り。
e 乳癌と診断した後、骨転移の検索が必要な場合に行う。

正答率:93%

テーマ:乳癌の検査

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