117F73

胸部造影CTを別に示す。
最も適切な治療薬はどれか。
ヘパリン
アスピリン
血管拡張薬
殺細胞性抗癌薬
副腎皮質ステロイド

解答: a

117F73の解説

【選択肢考察】
a 正しい。ヘパリンは抗凝固薬であり、血栓対策となる。
b アスピリンは抗血小板薬であり、抗凝固薬と同じく「血をサラサラ」系の薬剤であるが、血栓対策にはならない。
c 血管拡張薬は肺高血圧症に有効。むろん本患者でもIIp亢進があり、肺高血圧はみられているのだが、血栓が原因となった続発性の病態であるため、無効。
d 殺細胞性抗癌薬は文字通り、悪性腫瘍に有効。
e 副腎皮質ステロイドはむしろ血栓塞栓症のリスクである。

正答率:97%

テーマ:【長文3/3】肺血栓塞栓症の治療薬

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