117F63

対応で誤っているのはどれか。
酸素投与
抗菌薬投与
副腎皮質ステロイド投与
短時間作用性β2刺激薬吸入
ヒスタミンH1受容体拮抗薬投与

解答: e

117F63の解説

【プロセス】
前問のプロセスから本問を解くにあたって必要な部分のみを再掲しておく;
③1週間前から呼吸困難と膿性痰が出現
⑤SpO2 90%(room air)
⑨PaCO2 54Torr
⑩PaO2 56Torr

【選択肢考察】
a ⑤⑩より酸素投与が有効。しかしながら、⑨よりCO2貯留があるため、CO2ナルコーシスに注意の上、流量は少量から調整したい(とはいえ3問目ではマスク5L/分で行っているのだが)。
b ③から細菌感染が疑われるため、抗菌薬投与が有効。
c COPDの急性増悪に対しては、副腎皮質ステロイド薬の全身投与が有効。
d COPDの急性増悪に対しては、短時間作用性β2刺激薬の吸入が有効。
e 誤り。ヒスタミンH1受容体拮抗薬はアレルギー性鼻炎などに有効。COPD急性増悪に対する治療薬ではない。

正答率:91%

テーマ:【長文2/3】COPD急性増悪への対応

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし