117E8

広範な筋肉内出血の原因となるのはどれか。
後天性血友病A
本態性血小板血症
抗リン脂質抗体症候群
免疫性血小板減少性紫斑病
IgA血管炎〈Schönlein-Henoch紫斑病〉

解答: a

117E8の解説

【プロセス】
例外はもちろんあるも、大原則として1次止血の異常では浅部出血が、2次止血の異常では深部出血が、それぞれみられやすい。

【選択肢考察】
a 正しい。後天性血友病Aは2次止血の異常をみる病態であり、筋肉内や関節内などの深部出血がみられやすい。
b 本態性血小板血症〈ET〉は巨核球の増殖により血小板数が増加し、血栓症をきたす。出血傾向となる症例もあるが、いずれにせよ1次止血の異常である。
c 抗リン脂質抗体症候群〈APS〉では反復性の血栓傾向をみる。
d 免疫性血小板減少性紫斑病〈ITP〉では1次止血の異常をみる。
e IgA血管炎〈Schönlein-Henoch紫斑病〉は血管壁の異常がみられ、紫斑が出現する。

正答率:95%

テーマ:広範な筋肉内出血の原因となる疾患

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