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117E9
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成人の三角筋での筋肉注射で、注射部位が遠位側にずれると起こりやすくなる合併症はどれか。
a
肩関節障害
b
肩腱板損傷
c
血栓性静脈炎
d
橈骨神経損傷
e
上腕動脈損傷
解答: d
117E9の解説
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【プロセス】
100%の自信をもって回答したいのであれば、三角筋とその周辺の解剖構造をアトラス等で確認する必要がある。が、必修問題かつ約90%の正答率を叩き出している問題なわけで、そこまでは要求されていない。昨今コロナウイルスのワクチンでこれほどまでに普及している筋肉注射(23〜25Gの細い針を使用)が少しずれた程度で大関節や主幹動静脈が障害される可能性は低いだろう、と考えれば正答には至るはず。実際のワクチン接種場面(病棟実習でも自身のワクチン接種でもよい)で、穿刺直後に「手先にしびれはないですか?」と医療者が発言している場面を思い出せれば、より確実。
【選択肢考察】
a 大関節が障害されるとは考えにくい。
b 大きな筋が障害される可能性は低い。
c 静脈に炎症が起こり、血栓が出現する病態。筋肉注射によって表層を走る微細な血管が損傷を受け出血する可能性はあるも、血栓が出現して問題となるような太い静脈を誤穿刺する可能性は低い。
d 正しい。三角筋遠位には橈骨神経が走行しているため、穿刺時に当ててしまい、手先のしびれが出現することがある。
e 主幹動脈が損傷されるとは考えにくい。
正答率:87%
テーマ:三角筋での筋肉注射が遠位側にずれることで起こる合併症
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