117E24

標準予防策〈standard precautions〉について正しいのはどれか。
滅菌手袋を着用する。
感染症と診断してから実施する。
次亜塩素酸ナトリウムで手指衛生を行う。
患者が嘔吐している場合は撥水性ガウンを着用して診察する。
患者の唾液が付着した木製舌圧子は一般廃棄物として処理する。

解答: d

117E24の解説

【選択肢考察】
a 滅菌手袋は手術時などに着用する。標準予防策の上では通常の(未滅菌の)手袋でよい。
b 標準予防策はすべての患者に適応される。感染症と診断されているか否か、は問わない。
c 次亜塩素酸ナトリウムは手荒れ等がみられるため、手指衛生には使用しない。通常の手洗いやアルコール消毒が行われる。
d 正しい。撥水(はっすい)とは「水を弾く」という意味。吐物が直接、身体に飛来しないよう、撥水性ガウンを着用するのは標準予防策の概念に合致する。
e 患者の唾液が付着した木製舌圧子は感染性廃棄物として処理する。

正答率:93%

テーマ:標準予防策〈standard precautions〉について

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