117C47

生後4時間の女児。胎児超音波検査で異常を指摘されていた。在胎37週、出生体重2,850gで出生した。眼裂斜上と平坦な鼻根部とを認める。胎児超音波像(A)と出生後に撮影した胸腹部エックス線写真(B)とを別に示す。
この児に予想される染色体核型はどれか。
45, X
46, XX, 5p-
47, XX, +13
47, XX, +18
47, XX, +21

解答: e

117C47の解説

【プロセス】
①生後4時間の女児
②胎児超音波検査で異常
③眼裂斜上と平坦な鼻根部
④胎児超音波像(A)と出生後に撮影した胸腹部エックス線写真(B)にてdouble bubble sign
☞①②より出生直後に発見されうる先天奇形を疑う。③は強烈なキーワードであり、Down症候群だとピンときたい。④のdouble bubble signはDown症候群に合併しやすい十二指腸閉鎖を示唆している。

【選択肢考察】
a Turner症候群である。
b 猫鳴き症候群〈5番短腕欠損〉である。
c 13 trisomyである。
d 18 trisomyである。
e 正しい。Down症候群は21 trisomyである。

正答率:99%

テーマ:Down症候群〈21トリソミー〉の診断

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